横浜ゴム、国内の5工場で生物多様性保全活動を展開

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三重工場従業員による桧尻川の水生生物調査の様子
三重工場従業員による桧尻川の水生生物調査の様子 全 3 枚 拡大写真

横浜ゴムは7月23日、生物多様性保全に向け国内5工場で活動を強化と発表した。2011年度から三重工場が先行して活動を展開してきたが、2012年度上期から新城工場、三島工場でも活動を開始し、2012年度下期からは茨城工場、長野工場でも活動を開始する。

同社グループは、天然ゴムを始め、鉱物、水など自然が生み出す様々な恵みに依存して事業活動を展開している。この恵みを支える多様な生命のつながり(生物多様性)の保全と持続可能な利用を目的に、2010年7月「生物多様性ガイドライン」を制定した。

ガイドラインの行動指針のひとつに「生物多様性への影響の把握と低減」を掲げ、「自然生き物健康診断」と命名した事業所周辺の調査に取り組んでいる。

三重工場は、設備冷却用の水を近隣の宮川水系から取水し桧尻川へ排水している。三重工場の「自然生き物健康診断」では、県が主催する宮川上流の水源保全に向けた植樹活動「企業の森」への参画、宮川下流域の鳥類観察、桧尻川の水質調査と生物観察、桧尻川と繋がる伊勢湾流域の清掃活動、外来植物の駆除と在来植物の保全などを進めている。

2年目の活動は、従業員による自主的な取り組みへと進化しており、従業員自らが計画を立案、交代で調査することなどで生物多様性の理解を深め、活動を通じて地域とのコミュニケーションも活性化している。

また、今年度から「自然生き物健康診断」を開始した新城工場では、豊川水系からの取水と排水への影響調査を行っているほか、豊川水系の水源に位置する県内有数の棚田である「四谷千枚田」の保全活動にも取り組む。

同じく今年度から活動を開始した三島工場は「湧水の都」と称される豊かな水に恵まれた三島市の住宅街に隣接するため、近隣住民に十分配慮しつつ活動を進めている。

《レスポンス編集部》

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