4輪のSUVタイヤのデザインを2輪でも?! オンからオフまで完全包囲した「ダンロップ」のすごすぎる技術力に注目だ…東京モーターサイクルショー2026

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DUNLOP(ダンロップ)…東京モーターサイクルショー2026
DUNLOP(ダンロップ)…東京モーターサイクルショー2026全 110 枚

3月27日から29日まで開催された、第53回 東京モーターサイクルショー(東京ビッグサイト)に出展したダンロップ、ゴム素材や構造の進化などを見て触れて体感できるブースとして多くの来場者が足を運んでいた。注目はオフロードタイヤ系ブランド「TRAILMAX(トレイルマックス)」の新しいアドベンチャータイヤだ。

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さらにはJSB1000で戦うレーシングスリックからスポーツタイヤブランドの「SPORTMAX(スポーツマックス)」、さらにはオン/オフでの性能を追求したタイヤ展示に加えて、性能を裏付ける最新テクノロジーを展示。ダンロップが持つ高い技術力を、様々なタイヤで見て触れて体感できるのも印象的だった。普段は見ることもないタイヤの内部構造やタイヤの硬さ/柔らかさを体感できるコーナーなど、タイヤのことを知るには絶好の機会。改めてその注目ポイントをレポートする。

SUVタイヤのようなゴツゴツ系サイドウォールが斬新すぎる!オンもオフも器用にこなす『TRAILMAX MISSIONが登場

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ニューモデルとして注目となったのが「TRAILMAX MISSION(トレイルマックス ミッション)」だ。近年多くのモデルが登場して人気を集めるカテゴリーであるアドベンチャーバイクで、トライアンフ『スクランブラー 1200 XE』が展示された。

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ロングツーリングからオン/オフ走行のデュアルパーパス性能までを兼ね備えた、まさにオールマイティなバイクだ。そんなアドベンチャー系のバイクにフィットするタイヤとして開発されたのがトレイルマックス ミッション。方向性はオンロード=60%、オフロード=40%という比率で構成されているのが特徴。まさにオン/オフ両方の性能を兼ね備えたデュアルパーパスな性能が魅力のタイヤとなった。

しかしトレイルマックス ミッションがオン/オフ性能をバランスさせただけのタイヤではないのは、複数の最新テクノロジーが込められている点からも読み取れる。まずはタイヤの性能を大きく左右する構造に注目した。

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トレイルマックスミッションに採用されるベルテッドバイアス構造は、アドベンチャー系でありがちな積載による耐荷重を求められるケースを想定し「2CUTアラミドベルト構造」によって耐荷重を高めている。加えてバイアス構造による、しなやかなトレッドを両立。このようにバイアス構造とラジアル構造の良さを融合させたのが「ベルテッドバイアス構造」の特徴だ。※一部フロントサイズを除く

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さらにトレッドパターンにも注目した。パターンの一部に階段状の構造「スタッガード・ステップ・テクノロジー」を持ち、段差を設けることで耐摩耗性の向上やパターン剛性のアップ、トラクション性能の維持(すり減った際にもエッジを確保する)が可能になる。

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続いてサイドウォールに注目すると「ラップラウンド・ラグ」と呼ばれるパターンデザインが込められた。これはダンロップの4輪用オフロードタイヤである「GRANDTREK(グラントレック)」のブロックからヒントを得て開発されたもので、サイドウォール部分にラグ形状を設けて、オフロードなどで鋭利な岩などにヒットした際もタイヤを守ることができる構造としている。

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体感コーナーにはトレイルマックス ミッションのゴムのカットモデルが用意され、いくつかのタイヤ用のゴムを指で押して硬さを比較できるコーナーが設置された。実際に押してみるとトレイルマックス ミッションのゴムは硬め(モトクロスレーススペックとオンロードのゴムの中間くらい)。これはオフロード走行で、トラクション性能を確保するためだ。同時にトレッドコンパウンドを効果的に発熱するよう設計することで、オンロードでのグリップ性能も向上させた。

剛のQ5Sと柔のQ5A、カットモデルでその違いがリアルにわかる

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次に注目したのは「SPORTMAX」(スポーツマックス)の展示コーナー。装着車両はカワサキ『ニンジャ H2』だ。特にツーリングからサーキットまでをカバーするハイグリップ志向のスポーツマックスQ5Sと街乗りからツーリング、ワインディングまでをカバーするオールラウンドなスポーツマックスQ5Aの違いを比較体感できるコーナーが設けられた。

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そこには両者のタイヤを輪切りしたカットモデルが用意され、実際に手で押してその差を体感できる展示が行われた。同サイズのQ5SとQ5Aのカットモデルを押してみると、明らかにタイヤの硬さが異なるのだ。Q5S=しっかり感/Q5A=しなやかさが手に伝わってくる。バイクに装着した状態ではなかなか感じることができないタイヤのフィーリングを体感することで、タイヤの方向性を知ることができる展示となった。

JSB1000シーズン3年目の長島哲太に期待大!世界初のハイブリッド構造も

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ブースの一角にはダンロップカラーで彩られた全日本ロードレースJSB1000クラスに参戦中の本物のレーサーであるHonda『CBR1000RR-R』も展示された。こちらは2年前から長島哲太選手がライディングし、ダンロップのレーシングスリックの開発をリアルレーシングの場で行い続けている車両だ。昨年はJSB1000クラスで3位表彰台を獲得するなど、着実に実績を上げつつある。

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レーシングスリックで注目したのは「ハイブリッド構造」と呼ばれるタイヤの内部構造。こちらはセンター部に強度の高いJLB構造を採用しブレーキングなどの縦方向の強い力に耐える構造としつつ、サイド部にはCUT構造と呼ばれる角度の付いた補強材を用い旋回性に優れる性能を備えた点。両者を組み合わせるハイブリッド構造によってブレーキ性能と旋回性能を高次元でバランスさせている。これはダンロップが世界で初めて実現した構造(特許出願中)であり、今後は市販モデルにも応用できる技術として開発されていく予定だ。3月28日、29日には長島哲太選手のスペシャルトークショーも開催され多くの来場者を集めていた。

当日の長島哲太選手トークショーやDUNLOPブースの様子は、DUNLOP2輪YouTubeのアーカイブで確認できる。

あのハーレーダビッドソンにも純正採用、バガー・ワールドカップにはワンメイクで供給

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リアルレーシングのもうひとつのトピックとなったのが今シーズンからMOTO GPと併催されているハーレーダビッドソン バガー・ワールドカップ。こちらはダンロップがタイヤをワンメイク供給するレース。重量級のハーレーをベースとしたレーサーのため使用するスリックタイヤは強固な構造や剛性の高さが特徴。

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展示されたハーレーダビッドソン『ロードグライド』には市販タイヤである「D407/D408」が履かれていた。このタイヤはハーレーの純正採用タイヤであり、サイドウォールにはHarley-Davidsonのロゴが入り、トレッド面にはハーレーのマークが施されているのも特徴。こちらもハーレーを安定してライディングするのにも十分な性能を備えたタイヤとなった。

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人気モデルのラインアップに加えタイヤの構造やゴム素材の体感コーナーなどを設けたダンロップブース。タイヤ選びはもちろん、普段は実感することが無いタイヤ性能を知ることができる貴重な体験ができるブースとなった。タイヤにはたくさんの最新テクノロジーが込められていることを知ることができた。

オンからオフまで完全包囲だ!DUNLOPの最新ラインナップ一覧はこちら

《土田康弘》

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