トヨタ自動車は7月23日、中国江蘇省に、CVT生産会社、トヨタ自動車(常熟)部品(TMCAP)を設立した。
トヨタでは、ガソリン車の走行性能向上と低燃費の両立を目指すため、小排気量車にはCVTを採用している。中国において、今後、小排気量車の需要増が見込まれることから、CVTの現地生産を開始する。
TMCAPの矢勢弘一総経理は「中央、省、市政府をはじめ、中国の多くの人々の協力により、新会社を設立できたことを非常に嬉しく思う。CVTの現地生産開始で、より多くの中国の顧客に低燃費で走行性能の良いクルマを提供できると考えている」と語った。
新会社設立に伴う投資は約2億8500万米ドル(約223億円)、新規雇用は850人を予定。生産能力は年間24万基。主要設備が完成する2014年9月のラインオフを目指す。