【PCCJ 2012】第6戦…独走の平川が3勝目を獲得

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ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第6戦
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第6戦 全 5 枚 拡大写真

7月28日、PCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の第6戦&第7戦のダブルヘッダーランドがスポーツランドSUGOで幕を開けた。

チャンピオンクラスのランキングはゼッケン14番平川亮が2勝でトップ、未勝利ながら上位フィニッシュを続けるゼッケン22番マイケル・グリーンが14ポイント差でそれを追従する。4位のゼッケン5番高見澤一吉に、ゼッケン90番イゴール・スシュコが2ポイント差で追従。

一方のジェントルマンクラスではゼッケン19番永井宏明、ゼッケン16番横幕ゆぅが13ポイント差でトップ争いを繰り広げ、それをゼッケン2番田島剛、ゼッケン8番櫻井澄夫、ゼッケン32番飯田太陽らが追いかける。どちらのクラスも1レースの結果如何でトップが入れ代わる予断の許さない状況だ。

そんな中、初日の第6戦がいよいよ幕を開けた。決勝グリッドのポールポジションは平川。隣にはゼッケン11番山路慎一が並び、ジェントルマンクラスの永井が堂々の3番手につけた。以下、トップから1秒以内の僅差タイムをマークしたイゴール、ゼッケン15番神取彦一郎、高見澤、横幕らが続く。

迎えた決勝は波乱の幕開けとなった。好スタートを決めた山路、永井、イゴールらが、トップ平川を含めて4台一列に並んだ状態で1コーナーへ進入。が、ここでイゴールと山路が接触。マシンにダメージを負った山路が一気に順位を下げてしまう。

アウト側から1コーナーに飛び込んだ平川、永井はそのままクリアし、2台は序盤から後続を大きく離してレースを進めていく。好スタートに加え、この混乱をうまく回避して7番手から4番手にポジションアップしていたのが横幕だ。
中盤以降は、3番手イゴールと4番手横幕との3位争いがますます緊迫さを増していった。

最終的に平川がトップを守り抜き独走で勝利。「なにも言うことはないです(笑)。路面温度が高いので、タイヤの管理だけを意識して最後までずっと限界で攻めました。明日も今日のように優勝を目指します」。総合2位に入ったジェントルマンクラスの永井は、笑顔で「できすぎな展開でした」と語るも、「自身の最高位でうれしいんですけど、やっぱり平川選手との差はまだまだあるなと感じました。そこをもう少し埋めていきたいですね」とさらに向上心を高めていた。

3位イゴールに続き総合4位を得たのは横幕。「残り3周で仕掛けていったけど、ちょっと届かなかったですね。ただ、僕にしてみればイゴール選手は格上ドライバー。彼に最後までついていけたことが自信になりました」と話している。

この第6戦決勝中のベストラップにより、第7戦のスターティンググリッドは平川、山路、永井、飯田、櫻井というオーダーに決まった。

専有走行から圧倒的な速さを維持する平川が連覇するのか、山路が逆襲するのか、あるいは好調の永井が上位に食い込んで来るのか?

注目の第7戦決勝レースは、29日午前10時15分にスタート予定だ。

《根賀亮仁@DAYS》

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