インド新車市場でトップシェアを誇るスズキの現地法人、マルチスズキは7月28日、2012年度4‐6月期の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は前年同期比27.5%増の1052億9200万ルピー(約1485億円)と大きく増加。その一方、純利益は42億3800万ルピー(約60億円)にとどまり、前年同期に対して22.8%の大幅減。四半期連続での減益となった。
2012年度4‐6月期の新車販売台数は、29万5896台。前年同期比は5.1%増だった。その内訳は、インド国内販売が5%増の26万3264台、輸出が5.8%増の3万2632台だ。
4‐6月期決算が増収・減益となった背景は、ルピー相場が下落し、輸入に関するコストが増したのが主な要因。マルチスズキは、「ディーゼル車に対する需要は引き続き好調だが、ガソリン車の成長が鈍化した」と説明している。