レクサスは7月31日、米国サンフランシスコにおいて『LS』の大幅改良モデル(現地では2013年モデル)を初公開した。
現行LSは、2006年にデビュー。日本ではトヨタ『セルシオ』から切り替わり、初めてレクサスLSを名乗ったモデルだ。デビューから約6年を経て、LSに大幅な改良が施された。
改良のハイライトが、新型『GS』から導入されたレクサスの新しい顔、スピンドルグリルの採用だ。メルセデスベンツ『Sクラス』やアウディ『A8』など、欧州の競合車に対して、LSはどちらかというと控えめな印象だった。しかし、新しいLSはスピンドルグリルを得たことで、フラッグシップサルーンに相応しい押し出しの強さを獲得している。
もうひとつのハイライトが、4.6リットルV8搭載の「LS460」に用意される「Fスポーツ」。すでにFスポーツは、新型GSにラインナップされているが、LSには初設定だ。
LSのFスポーツは、サスペンションを専用チューンし、ブレンボ製ブレーキを採用。車高も約10mm低められた。19インチの高性能タイヤ&専用アルミホイール、トルセンLSD、スポーツシート、パドルシフトなども装備。フロントグリルもメッシュの専用デザインとした。
LSは、LS460、そのロングホイールベース仕様のLS460L、ハイブリッドのLS600hLというのが基本ラインナップになる。