BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは8月1日、7月の米国新車販売の結果を発表した。BMWとMINIの両ブランド合計で、2万7152台を販売。前年同月比は4%増となった。
BMWブランドは、前年同月比0.5%減の2万1287台と後退。その内訳は、乗用車系が7.5%増の1万6444台と回復。一方、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)は20.7%減の4853台と、2桁増から一転、大幅マイナスを喫した。
乗用車系では、『5シリーズ』が5700台を販売。前年同月比は5月の45.3%増、6月の23.1%増に続く32%増と、大幅増を維持する。米国ではクーペとカブリオレだけが設定される『1シリーズ』は、前年同月比42.9%減の379台と大きく減少。『6シリーズ』は50.5%増の843台と大幅増が続く。『3シリーズ』は11.4%減の7653台。
SAVでは、『X3』が前年同月比4.7%増の2311台と、唯一好調。『X5』は31.4%減の2283台、『X6』は55.4%減の259台を大幅に落ち込んだ。
MINIブランドは、前年同月比24.3%増の5855台で、7月としては過去最高を記録。ハッチバックの『MINIクーパー/クーパーS』が、8.7%増の2485台と堅調だった。
BMWグループの2012年1‐7月米国新車販売は、前年同期比9.5%増の18万5715台。BMWオブノースアメリカのLudwig Willisch社長兼CEOは、「7月の結果は満足できる内容。しかし、モデルイヤーの末期を迎える8月は厳しいだろう。9月以降、販売を盛り返す」と述べている。