トヨタ伊地知専務「1000万台という数字を志向したわけではない」

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歴代トヨタプリウス。左から2代目、初代、3代目(現行型)
歴代トヨタプリウス。左から2代目、初代、3代目(現行型) 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車は8月3日、2012年暦年のグループ(ダイハツ工業、日野自動車含む)のグローバル販売計画を上方修正して発表した。年初に発表していた計画から18万台多い976万台とした。おもにトヨタの計画変更に伴う修正となった。

また、グローバル生産は今年2月時点の発表からは変更しなかったものの、1005万台としており、世界の自動車メーカーでは初めての大台突破が現実味を帯びてきた。生産・販売とも07年から5年ぶりに同社の最高を更新する。

同日、東京で決算発表会見に出席した伊地知隆彦・取締役専務役員は、生産1000万台について「そうした数字を志向したというのではなく、大切なのは1台1台を丁寧につくってお客様にお届けするということ」と述べた。

また「業容拡大によってリスクも広がる。そこをどうマネジメントするかだ」と語った。そのうえで、具体的な「経営マネジメントの軸」として、「固定費の抑制による粗利の拡大」を強調した。伊地知専務によると、トヨタはリーマン・ショック後に1兆円の固定費を削減し、その後は増やしていないという。

《池原照雄》

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