東京商工リサーチが発表した7月の全国企業倒産状況によると、負債総額1000万円以上の倒産件数は前年同月比5.0%減の1026件で、7月としては過去20年間で2006年の1051件に次いで2番目に少ない低水準だった。
負債総額は同227.7%増の7241億円で、今年最大を記録した。消費者向け貸金業のクラヴィス(負債3268億8700万円)と海運業の三光汽船(同1558億7400万円)の大型倒産が負債総額を押し上げた。
産業別では、金融・保険業、運輸業、小売業、卸売業、不動産業、サービス業他が増加。農・林・漁・鉱業、建設業、製造業、情報通信業が減少した。
地区別では、北陸、中国、中部、近畿が増加。東北、九州、関東、四国、北海道で減少した。