東武鉄道、リチウムイオン電池活用の電力貯蔵装置を導入

自動車 ビジネス 企業動向
東武鉄道(イメージ)
東武鉄道(イメージ) 全 6 枚 拡大写真

東武鉄道は8月8日、東上線(池袋~寄居間)の上福岡き電区分所に回生電力貯蔵装置を導入し供用を開始。電車のブレーキ時に発生する回生電力を同所に一時貯蔵(充電)し、その電力を再び電車の加速時に使用(放電)するというもので、同社線内では初の試みとなる。

同装置は、電車がブレーキをかけた際に発生する回生エネルギーを、上福岡駅構内に設置したリチウムイオン電池(容量1800kW)に充電。貯蔵した電力を電車の加速時に必要となるエネルギーとして供給するというもの。製造元は、制御部が東洋電機、電池部がGSユアサ。

これまで、回生電力は架線に流され、ほかの列車の起動時にそのエネルギーが使用されてきたが、省エネ車両の普及とこうした充放電システムの導入などで、さらに、架線の電圧を安定させられるなどの効果が期待される。

同様の装置の導入は、大阪市交通局・東急電鉄・東京モノレール・JR東日本でも始まっている。こちらの装置は、大型ニッケル水素2次電池を架線に直結するタイプ(川崎重工製)で、小型・低コスト・ロス低減などの効果も期待されている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る