欧州ビジネス評議会(AEB)は8月8日、7月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、25万5560台。前年同月比は14%増と、引き続き2桁台の成長を維持している。
ブランド別トップはロシア自動車大手、アフトバスの乗用車ブランド「ラーダ」。7月は4万7093台を売り上げた。しかし、前年同月比は7%減と、減少傾向が止まらない。販売の主力は『Kalina』で1万1143台を販売したものの、前年同月比は13%減と2か月連続のマイナスだ。
3か月連続で2位は、GMのシボレー。7月は、前年同月比28%増の2万0221台を販売した。『ニーバ』が10%増の4692台と、引き続き好調。
3位は、6月からワンランク順位を上げた韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。親会社を上回る1万7109台を販売し、前年同月比は16%増。コンパクトカーの新型『リオ』が、70%増の7804台と牽引役を果たす。
キアに抜かれて4位に後退したのは、ルノー。7月は1万6623台を販売し、前年同月比は24%増だ。『サンデロ』が、1%増の3665台と堅調だった。
ヒュンダイモーターを抜いて、5位に浮上したのはフォルクスワーゲン。その販売台数は1万4523台で、前年同月比は33%の大幅増だ。『ポロ』が12%増の6137台売れている。
ヒュンダイモーターは6位に後退。1万4302台を販売し、前年同月比は11%増と2か月ぶりに前年実績を上回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、4%増の9361台を販売。地元のラーダを除いた海外ブランドでは、7月に最も売れた車種となった。