MS&ADの第1四半期決算…株安、大型災害で大幅減益

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MS&ADインシュアランスグループホールディングスが発表した2012年4~6月期(第1四半期)連結決算は、自然災害の発生に伴う保険金の支払いが増えた上、有価証券評価損も膨らんだことで、純利益が前年同期比71%減の113億円と大幅な減益となった。

一般企業の売上高にあたる正味収入保険料は、主力の自動車保険が伸びて6582億円と、前年同期に比べて1.4%増えた。その一方で、4月に猛威をふるった「爆弾低気圧」を始めとする大型自然災害に伴う保険金の支払いなどで、正味支払保険金が4403億円と5.3%増えた。

これに株価の下落などで有価証券評価損として548億円を計上したことも響き、大幅な減益を余儀なくされた。通期の業績予想は据え置いた。純利益は800億円を見込んでいる(2012年3月期は1694億円の最終赤字)。

傘下の中核会社、三井住友海上火災保険の第1四半期純利益は前年同期比44%減の105億円、あいおいニッセイ同和損害保険は同69%減の49億円だった。

《小松哲也》

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