エミレーツ航空、関空~ドバイ間で貨物専用便を就航

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エミレーツ航空は、貨物部門であるエミレーツ・スカイカーゴが9月7日から関西国際空港~ドバイ間に貨物便を就航すると発表した。

関空とドバイ間を結ぶ貨物便は、週1便の運航。ドバイから関空経由インチョン(韓国)行きのEK9891便は、毎週木曜日にドバイを22時30分に出発し、翌日金曜日の12時40分に関空に到着する。その後、関空を同日14時40分に出発し、インチョン空港に16時10分に到着する。インチョンからドバイ行きのEK9892便は、インチョン空港を金曜日の18時15分に出発し、ドバイに同日22時45分に到着する。

機種には、ボーイングB777-F型機を使用する。積載可能貨物は約100t。

今回就航する貨物専用機では、これまで旅客機の機体下部貨物室での輸送では積載不可能だった高さ160cmから3mまでの背高の貨物を輸送することが可能となる。20フィートパレットを使用すると、長さ約6m、最大重量約20tまでの貨物の積載が可能となり、輸送力が大幅に強化される。

日本からはこれまで輸送していた自動車部品や電気製品、医療機器、機器類に加えて、石油やLPガス、液化天然ガス関連企業が中東プラントで使用する大型パイプやローターなどの大型設備物資、毎年3月にドバイで開催される世界最大級の競馬の祭典「ドバイワールドカップ」に出走する競争馬などの動物輸送、レーシングカーや大型車両、大型重機など、大型で大重量の設備を輸出できる。

一方、輸入品は、アフリカや欧州からの切り花、マグロやサーモンなどの鮮魚、欧州からの医薬品や機械類、インドやブラジルからの衣料品などが見込まれている。

JETRO世界貿易投資報告2011年版によると、日本とUAE間の2010年の貿易額は365億米ドル。対UAE輸出は前年比12.4%増の73億0566億米ドル、輸入が同28.4%増の291億8333万米ドルと、堅調な伸びで推移している。貨物専用便の就航で両国間の貿易がさらに促進される見通し。

《レスポンス編集部》

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