マクラーレン X-1、究極のワンオフモデル発表

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マクラーレン X-1
マクラーレン X-1 全 9 枚 拡大写真

英国のマクラーレンオートモーティブは8月17日、米国カリフォルニア州で開幕した「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、コンセプトカーのマクラーレン『X-1』を初公開した。

ペブルビーチ・コンクール・デレガンスは、世界有数のクラシックカーの一大イベント。2011年はレクサスが新型『GS』、日産自動車の高級車ブランド、インフィニティが新型クロスオーバー、『JXコンセプト』をワールドプレミア。富裕層が多く集まるイベントだけに、新車発表の機会も多い。

今回、マクラーレンがワールドプレミアしたX-1は、マクラーレン社内のMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)が手がけたコンセプトカー。スーパーカーの『MP4-12C』をベースに、究極のワンオフモデルを完成させた。

MP4-12Cがベースとはいえ、ボディは完全な新設計。1950‐60年代のクラシックカーのモチーフを、デザインに取り入れた。マクラーレンによると、当時のフロントエンジン車のデザインを、ミッドシップ車のX-1に反映させる点に最も苦心したという。

ボディサイズは、全長4658×全幅2097×全高1199mm。MP4-12Cと比較すると、110mm長く、190mmワイド。全高は変わっていない。車両重量は、およそ1400kg。

エンジンやシャシーなど、運動性能の基本部分はMP4-12Cと共用。ミッドシップに収まる3.8リットルV型8気筒ツインターボユニットは、最大出力625ps/7500rpm、最大トルク61.2kgm/3000‐7000rpmを引き出す。

X-1はマクラーレン英国本社で最終テストを受けた後、顧客に引き渡される予定。MSOのポール・マッケンジー氏は「すでにマクラーレン『F1』やMP4-12C、メルセデスベンツ『SLRマクラーレン』を所有しているある顧客の、個性的な車を、という要望に応じて開発したのがX-1」とコメントしている。

《森脇稔》

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