ホンダの米国法人、アメリカンホンダは8月20日、北米向けの新型『アコード』(日本名:『インスパイア』)の生産を、米国オハイオ州メアリーズビル工場で開始したと発表した。
ホンダは2012年1月、デトロイトモーターショー12において、『アコードクーペコンセプト』を初公開。新型はその市販版で、アコードとしては9世代目だ。アコードはホンダの米国における主力車種で、新型にも引き続き、4ドアセダンと2ドアクーペが設定される。
8月20日、オハイオ州メアリーズビル工場では、新型の量産第一号車がラインオフ。オハイオ州のジョン・ケイシック知事をはじめ、多くの来賓が出席し、新型のラインオフを祝福した。
新型の大きな特徴のひとつが、環境性能の高さ。ホンダの新世代テクノロジー、アースドリーム技術を導入した新開発の直噴2.4リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」エンジン(最大出力181ps、最大トルク24.5kgm)に、新開発のCVTを組み合わせ、クラス最高レベルの燃費性能が追求される。
ホンダオブアメリカマニュファクチュアリングの岩田 秀信社長兼CEOは、「過去30年以上、アコードはホンダを象徴する車。新型は競争の激しいセグメントにおいて、ベンチマークであり続ける」と述べ、新型の完成度に高い自信を示している。