【NAVITIME ドライブサポーター インプレ前編】通信するナビのメリットを最大限に味わえる

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NAVITIME ドライブサポーター(Android版)
NAVITIME ドライブサポーター(Android版) 全 12 枚 拡大写真

モバイル端末のナビアプリとしては元祖ともいえるNAVITIMEのブランドは、その知名度、安心感の面でライバルのナビアプリを圧倒しているといっていいだろう。カーナビアプリの最新作となるドライブサポーターの使い心地をチェックしてみた。

【画像全12枚】

スマートフォンだからこそできる機能を追求

スマートフォンのナビアプリはすっかりそのラインナップが豊富になった。機能もますます進化しているが、最新のナビアプリには非常に興味深い傾向がある。それは、後発のナビアプリはあまり通信をしないことだ。インストール時に地図データをスマートフォン内に保存し、使用時には渋滞情報くらいしか通信を使わない。そういった仕様が最新ナビアプリの主流になっている。

通信を使わないメリットは、通信圏外でも支障なく使えることや通信による待ち時間がないので地図のスクロールやリルートが速いことだ。また、自動車の純正ナビなど通信機能のない既存のナビに近いシステム、操作性、使い心地を提供することで、ユーザーがナビアプリを使いこなすハードルを低くしているという面もある。

しかし、せっかく最高の通信環境を利用できるスマートフォンアプリが、通信を積極的に使わないことが正しいのか。通信を使えばもっともっと新しい可能性が広がるはずだ。そのことを再認識させてくれるアプリが、このNAVITIMEドライブサポーターだといえる。

auの人気サービス「EZ助手席ナビ」としてカーナビ機能を提供しているNAVITIMEは、携帯電話で使うカーナビサービスの草分けといえる。スマートフォンが普及する前、フィーチャーフォンが主流の頃に、当時のEZ助手席ナビの後を追うようにたくさんのカーナビアプリが登場したが、そのほとんどは可能な限り通信機能を駆使していた。最新の地図のダウンロードはもちろん、リアルタイムな駐車場情報やタウン情報とリンクしているものも多かった。

今となっては、こうした「通信ありき」のナビアプリは他にも「いつもNAVI」や「全力案内ナビ」があるが、そのなかでも特に知名度が高く、また対応するプラットフォームの多さでも他に差を付けているのがこのNAVITIMEドライブサポーターだ。改めて使ってみると、その実力は他の追随を許さない。通信でなければできない機能の豊富さに驚かされる。

具体的な機能を紹介する前に利用料金について説明しておこう。ドライブサポーターのアプリは無料で提供されているが、登録なしで利用できるのは地点登録など基本的な機能に限られる。カーナビとして使うにはNAVITIMEに会員登録する必要があるのだ。料金は月額315円で、クレジットカード決済またはauのspモード決済、ソフトバンクまとめて支払いで毎月支払う。やや高いようにも思えるが、この料金にはPCでNAVITIMEのさまざまな有料機能を使えるPCコースの利用料も含まれている。

◆渋滞を反映した到着時間予想をグラフ表示

ドライブサポーターの起動画面は非常にシンプルに見える。しかし、その機能は非常に多彩だ。まず目的地検索では、名称、住所、電話番号などで探せるフリーワード検索と、近隣の駐車場やガソリンスタンドなどの施設を探すことができる。ここまでなら普通だが、この先が違う。例えば駐車場の検索では、リアルタイムの空満情報で空きがある駐車場を探すことができる。さらに「クレジットカードが使えて車高1.6m以上でも入れる駐車場」といった条件で絞り込むことも可能だ。

ガソリンスタンドの検索では近隣のガソリンスタンドの一覧にガソリン価格も表示されるので、安い店を見つけることができる。さまざまなショップや宿泊施設、娯楽施設などを検索すれば、営業時間や定休日、ショップによっては平均予算や店内の写真なども表示される。さらに、目的地の現在の天気と天気予報を見ることも可能だ。

いうまでもなく、いずれも通信機能をフル活用しているからできることだ。同様のメリットはルート検索でも発揮される。検索結果には有料道路優先、一般道路優先、距離優先が表示され、それぞれの所要時間、料金、消費する燃料の量が表示される。所要時間は当然ながら渋滞情報を反映したもので、必要なら1時間ずつ出発時間を遅らせた場合の渋滞予想から割り出した所要時間を見ることもできる。つまり、何時ごろに出発すれば所要時間が少なくなるかが分かるのだ。

燃料の消費量は自分の車の車種を設定しておくことと、カタログ燃費ではなく平均的な実燃費で計算してくれる。高速道路の料金も各種の割引制度を反映したものだ。これらはリアルタイムな情報というわけではないが、やはり通信でなければ実現できない機能だろう。輸入車も含めた全車種の実燃費のデータは膨大なものになるし、高速道路の割引制度も変更されることがあるので端末にデータを保存するのは現実的ではない。

《山田正昭》

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