東芝、1.6TB SSDを製品化

自動車 ニューモデル 新型車
業界最大クラスの1.6TB 2.5型SSD
業界最大クラスの1.6TB 2.5型SSD 全 3 枚 拡大写真

 東芝は21日、2.5型エンタープライズ向けソリッドステートドライブ(eSSD)として、業界最大クラスとなる1.6TB記憶容量の「PX02SM B160」など、3シリーズ11モデルを製品化することを発表した。10月から順次サンプル出荷を開始する。

 新製品「PX02SM」シリーズは、24nmプロセスのeMLC(エンタープライズマルチレベルセル)のNAND型フラッシュメモリをeSSDに東芝が初めて採用した製品。処理速度の速いコントローラを新規開発するとともに、12Gb/sのSASインターフェイスを搭載することなどで、従来製品と比較して約1.8倍の連続読み出し速度(シーケンシャルリード)を達成した。ランダムリード性能では、業界最高レベルの120k IOPS(Input Output Per Second)を実現した。

 また独自の誤り訂正技術である「QSBC」を新たに採用し、複数のエラー訂正回路があり、SSD内部で発生するさまざまなエラーに適切なエラー訂正回路が対処することで、効率的でより精度の高い処理を実現した。データ転送中に急な電源遮断が起こった場合にも、ソリッドキャパシタ搭載による電源バックアップ機能により、バッファメモリなどに保存されたデータをNANDフラッシュメモリに記録するpower loss protection機能も搭載する。

 「PX02AM」シリーズでは、エントリーサーバやミドルレンジサーバ向けに100GB、200GB、400GBの記憶容量をラインアップ。「PX03AN」シリーズでは、一般PCなど向けのcMLC(クライアントマルチレベルセル)を採用し、エントリーサーバにおける読み出し専用やシステム立ち上げ用途に特化したシリーズとして、55GB、120GB、240GB、480GBのモデルを展開する。

東芝、業界最大クラスの1.6TB SSDをエンタープライズ向けに製品化

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
  2. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る