NEDO、使用済レアアース磁石のリサイクル技術開発に着手

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ハイブリッド車のモーター用磁石などにレアアースが使用されている
ハイブリッド車のモーター用磁石などにレアアースが使用されている 全 2 枚 拡大写真
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「使用済みモーターからの高性能レアアース磁石リサイクル技術開発」事業として、使用済のハイブリッド自動車(HV)や家電製品などからレアアース磁石回収、レアアースを効率的に抽出する技術の開発・実証に取り組む5社への助成を行うことを決定した。

助成先企業は、日立製作所、三菱マテリアル、豊田通商、豊田メタル、豊通リサイクルの5社。

日立製作所は、省エネ家電製品やストレージ装置等から回収したレアアース磁石から、低コスト・低環境負荷でレアアースを抽出・分離するプロセス技術を開発するとともに、環境影響等を含めた統合コスト評価を実施する。

三菱マテリアルはホンダ製HVを、豊田通商、豊田メタル、豊通リサイクルの3社はトヨタ製HVをそれぞれ主な対象として、自動車から駆動用モーターを取り出し、レアアース磁石を効率的に回収するための技術を開発。さらに、使用済HVを回収するプロセス等を含めたリサイクルシステム全体の設計、実証を行う。

事業費は約3億円で、そのうち3分の2をNEDOが助成する。

《纐纈敏也@DAYS》

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