ホンダは8月27日、グローバルでの事業活動や、顧客のホンダ製品使用時を含む全ての温室効果ガス排出量を開示した。
2011年の温室効果ガスの総排出量は2億2506万t-CO2となった。
地球温暖化が問題となっている中で、ホンダは、モビリティーに携わる会社として責任を持って温室効果ガス排出量を算定、開示をすることで、全世界での温室効果ガス低減に向けた取り組みを積極的に推進する。
今回開示した温室効果ガス排出量は、世界で最も広く利用されているGHGプロトコル(温室効果ガスプロトコル)に準拠して算定した。また、GHGプロトコルは事業活動の項目により、大きくスコープ1~3の3つに分類されており、同社はこのうち、スコープ1とスコープ2の全てを2009年に、スコープ3の一部(カテゴリー11)を2012年6月20日からすでにグローバルで開示している。
2011年のスコープ1の排出量は124万t-CO2、スコープ2が296万t-CO2、スコープ3のカテゴリー11は1億9588万t-CO2。
スコープ3のスコープ1、スコープ2を除く間接排出は2億2086万t-CO2となった。今回、スコープ3のカテゴリー11以外も全て開示したことにより、GHGプロトコルが規定する全ての温室効果ガス排出量を開示したことになる。
更に、同社はスコープ3・カテゴリー11の算出に必要となる、顧客による製品の生涯使用年数や年間走行距離などの計算条件を、Webコンテンツ「環境ドキュメンタリー Honda Face」で公開した。