自動運転のコンセプト案を提示、2013年ITS世界会議で技術アピール…国交省検討会

自動車 社会 行政
オートパイロットシステムに関する検討会第2回会合資料
オートパイロットシステムに関する検討会第2回会合資料 全 4 枚 拡大写真

国土交通省は29日、自動車の自動運転であるオートパイロットシステムに関する検討会(座長:朝倉康夫東工大大学院教授)第2回会合に、コンセプト案の概略整理案を提示した。

それによると、自動車の走行形態については「追随走行」と「隊列走行」とし、自動運転車両が走行する道路構造では「専用車線」と「一般車線」の実現性が高いと整理した。さらに、自動運転の運用形態としては、ドライバー関与のあり方への影響や運用形態の普及可能性などから「運行事業者等の委託先が責任を負う」の実現可能性が高いと判断した。

運行事業者等が運行する先行車両(先頭車両)に追随して走行したり、複数車両が隊列を組んで走行することを想定したもので、今後はコンセプト案ごとの課題を整理してコンセプトを選定し、実現に必要な検討事項を整理して来年3月頃を目途に中間とりまとめを行う。

会議の冒頭あいさつした国交省の津川祥吾政務官は「自動運転は新たな交通文化の創出であり、海外ではまだ方向性を見いだせていないため、日本がリードできるチャンスだ。来年10月に東京で開かれるITS世界会議で大きなメッセージを発信したい」と意欲を示した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る