【モスクワモーターショー12】トヨタロシア、アルファード購入者の半数がSUV目当て

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トヨタブース(モスクワモーターショー12)
トヨタブース(モスクワモーターショー12) 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車ロシアの磯谷健社長は、モスクワモーターショー12のプレスカンファレンスで、今年から投入している『アルファード』と『カムリ』、そして『GT86』の好調な出だしを伝えた。

他社と比べて非常に演出が地味な同社のプレスカンファレンス。磯谷社長のスピーチ中もプレスがパラパラと他社ブースに去ってゆく様子も見受けられたが、アピールの内容もまた地味だった。『TOYOTA TESTED』という名称で、下取り中古車を整備洗浄して品質保証している取り組みや、板金などディーラーサービスの紹介をプレゼンし、ブースの向かって左側の大きな一角を占めていた。

華やかに新車や追加仕様などの商品性をアピールするプレスカンファレンスが大勢のなか、トヨタロシアの磯谷社長はあえてトヨタとディーラー、顧客との関係を強化する姿勢を示した。ロシア国内における販売台数を日産に抜かれたトヨタだが、レクサスやベンツなどのプレミアムブランドではない、トヨタというアッパーブランドをより強化することで高い収益性を追う。

「まだ販売開始から間もないアルファードはまだまだ知名度は低いが、モスクワではアルファード購入者の半数がランクルやハイランダーなどのSUVを目的にディーラーに足を運んでいただいた方々。週末に家族でダーチャ(ソ連時代からのモスクワっ子たちは郊外に別荘を普通に持っていることが多いという)を往復するクルマとしてミニバンタイプの高級車というジャンルを訴えていきたい」(トヨタディーラー関係者)とアルファードの販売にも手応えを感じているそうだ。

アルファードのロシアでの販売価格は248万5000ルーブル(約600万円)。

《三浦和也》

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