8月のスズキのインド新車販売、40.8%の大幅減…操業停止の影響

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マルチスズキが2月にインドで発売したスイフトの4ドアセダン、新型Dzire
マルチスズキが2月にインドで発売したスイフトの4ドアセダン、新型Dzire 全 3 枚 拡大写真
インド新車市場でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキは9月1日、8月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、5万4154台。前年同月比は40.8%の大幅減で、3か月ぶりに前年実績を下回った。

5万4154台の販売台数の内訳は、インド国内が5万0129台。前年同月比は35%減と、3か月ぶりのマイナス。輸出は4025台。前年同月比は72%減と、大幅に落ち込んだ。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で3万1653台を販売。前年同月比は50%減と、3か月ぶりに前年実績を割り込む。

また、Aセグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万1593台を販売。前年同月比は7.3%減と、14か月連続のマイナス。

SUVやMPVなどのBセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を2012年4月に投入した効果が出て、トータルで6883台を販売。前年同月実績に対して、5倍以上もの伸び率を記録している。

マルチスズキのマネサール工場では7月18日、従業員による大規模な暴動が発生。工場は設備が破壊されたため、7月21日から8月20日までの1か月間、操業を停止した。マルチスズキは8月の新車販売が大きく落ち込んだ理由について、「マネサール工場製のスイフト、『DZire』、『SX4』、A-スターが生産できなかったため」と説明している。

《森脇稔》

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