日産自動車の米国法人、北米日産は9月4日、8月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は9万8515台。前年同月比は7.6%増だった。
日産ブランドは、前年同月比5.9%増の8万7360台を販売。乗用車系では、主力車種の『アルティマ』が新型を発売した効果で、前年同月比12.5%増の2万5889台と3か月連続で増加した。『ヴァーサ』は7.2%増の9186台。モデル末期の『セントラ』は、31.8%増の1万0623台と売れた。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』が8月としては過去最高の1万2626台を販売し、前年同月比は10.1%増。小型ピックアップトラックの『フロンティア』も、前年同月比12.8%増の5464台と支持を集める。
インフィニティブランドでは、主力の『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)が、前年同月比20.1%増の5123台。8月の販売記録を更新した。新型クロスオーバーの『JX』は2378台と、5月の2678台、6月の2428台、7月の1999台に続いて良好な立ち上がりを示す。
日産の2012年1-8月米国新車販売は、前年同期比13.7%増の77万4577台。北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「新型アルティマをはじめ、年内には重要な新型車を発売する予定で、今後も成長が期待できる」と述べている。