【三菱 アウトランダーPHEV 発表】4WD採用は三菱の特徴を活かすため

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三菱・アウトランダーPHEV
三菱・アウトランダーPHEV 全 6 枚 拡大写真

三菱自動車は、2013年初めにデビューする『アウトランダーPHEV』に搭載される予定の“プラグインハイブリッドEVシステム”を発表した。

【画像全6枚】

同社取締役 開発統括部門長の中尾龍吾氏は、今回、アウトランダーにプラグインハイブリッドを採用した背景として、「三菱自動車はSUV、四輪をひとつの特徴として訴求してきています。そして、EVやプラグインハイブリッドといった電動車両を拡大していきたいとも考えており、我々がプラグインハイブリッドの販売台数をマキシマムにするためには、我々の特徴を生かした車両で出していきたいということがあるのです」。そこで、「SUVであるアウトランダーに搭載。しかも四輪駆動システムが出来るプラグインハイブリッドを採用したのです」と語った。

同社開発本部副本部長の久米建夫氏は、このシステムの特徴について、「床下に大容量の駆動バッテリーと、前後に高出力モーターを搭載し、EVとして十分な航続距離と電動モーターならではの加速性能を実現しています」という。

そして、「駆動用バッテリーの電力を補うために、エンジンとジェネレーターをフロントに搭載。電池残量が少なくなっても不安なく走行を継続することが可能です。更に、高速走行では、燃費向上のためエンジンの熱効率の高い運転領域を使って走行し、必要に応じてモーターでアシストすることでスムーズな加速を実現しています」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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