鹿島、タブレットを利用した車両運行管理システムを開発

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鹿島が開発した運行管理システム「スマートG-safe」
鹿島が開発した運行管理システム「スマートG-safe」 全 5 枚 拡大写真
鹿島は、タブレット型GPS端末を利用して、運搬車両の位置をリアルタイムに把握し、ルート変更指示や緊急通報などの双方向連絡が可能な「スマートG-safe」を開発、宮城県で実施中の石巻ブロック災害廃棄物処理業務への適用を開始した。

石巻市では、震災による鉄道の運休が今も続いており、そのため通勤車両が増加し、市内の幹線道路は朝夕に激しい渋滞が発生。さらに、復旧・復興関連の工事車両も多く、工事の進捗に応じて交通量が大きく変動している。

同システムは、車両に搭載したタブレット型GPS端末により車両位置をリアルタイムで測位。位置情報や積荷情報等を工事事務所の運行管理室に自動送信し、地図画面で一元管理することができる。また、ドライバーから簡単な操作で「渋滞」「落下物」「交通規制」「浸水」などの位置情報を運行管理室に集約、その情報をリアルタイムに全車両の端末の地図に表示できる。また、渋滞を回避するために、運搬ルートや積み込み仮置き場の変更を運行管理室からタブレット型GPS端末を通じてドライバーに直接指示することもできる。

現在、石巻ブロックで稼働中の60台のダンプに同システムを搭載し、順調に稼働中。今後、合計約100台のダンプに搭載を予定している。

《纐纈敏也@DAYS》

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