三井化学、中国上海に機能性コンパウンド事業の新会社を設立
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新会社では、自動車の窓枠や表皮用途の熱可塑性エラストマー「ミラストマー」、自動車用燃料タンクや食品包材用途の接着性ポリオレフィン「アドマー」を製造販売する。
中国では、自動車窓枠のTPV(架橋型熱可塑性エラストマー)化や高級車種の内装材への採用によるミラストマーの需要および自動車燃料タンクの樹脂化などによるアドマーの需要が拡大。同社はこれに対応するため、中国華東地区に、新たな供給拠点を設置する。
同時に新会社は、自動車メーカーが集中している華東地区において、将来のポリプロピレン自動車材のコンパウンド拠点としての活用も含め、同地区における同社グループ全体のコンパウンド拠点としての役割を果たしていく。
新会社の営業運転開始は2014年10月、年間生産能力は1万1000トン。
《纐纈敏也@DAYS》