八千代工業、自動車用樹脂タンクの技術を応用しLPGコンポジット容器を開発

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八千代工業のLPGコンポジット容器(プロトタイプ)
八千代工業のLPGコンポジット容器(プロトタイプ) 全 1 枚 拡大写真

八千代工業は、自動車用の樹脂製燃料タンクの製造技術を応用、軽量で耐久性の高いLPGコンポジット容器を開発した。

今回開発したLPGコンポジット容器は、2層構造になっており、1層目を同社で生産している樹脂製燃料タンクの技術を応用し、LPガスの透過を抑制する。さらに2層目にガラス繊維を巻きつけ、耐圧性の向上を図った。

また、外装は樹脂成形品のカバーを取り付け、従来のLPガス容器とは異なるデザイン性、携行性、内容残量の可視化などの機能を加えた。

同社では今後、LPガス供給体制を構築している新興国を中心に、市場開拓が見込める地域で事業化の検討を進める。

同社はホンダの軽自動車の受託生産事業が縮小していることから人員に余剰感がある。既存の技術を他分野に活用して、業容の拡大に注力する。

開発した容器はインドネシアのバリ島で9月11~13日に開催される第25回世界LPガスフォーラム・バリ大会に参考出品する。

《レスポンス編集部》

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