マツダは、マレーシアの現地販売統括会ベルマツモーター社との合弁会社、マツダ・マレーシアを設立した。
9月11日、同国スランゴール州シャーアラム特別市にある新会社の社屋で、マツダの中峯勇二 取締役 専務執行役員やベルマツのダト・ベン・ヨーCEOなどが出席した調印式を開催した。
マツダ・マレーシアの設立は、同国におけるマツダブランドおよびビジネスをさらに発展・強化するとともに、市場のニーズに早急に対応できる体制を構築することが目的。主な業務内容は、マツダ車の現地組立事業とベルマツを通じた組立車両の販売事業の統括など。資本金は8500万マレーシアリンギット(約21億円)で、出資比率はマツダ70%、ベルマツ30%。
また『マツダ CX-5』の現地組立について、同国ケダ州にあるイノコム社の工場において、同国向け車両を2013年春に開始することも決定。マレーシアにおける現地組立は、2011年1月から行っている『マツダ3(日本名:マツダ アクセラ)』に次いで2車種目。年間目標生産台数は、両モデルともに3000台としている。
マツダの中峯専務は調印式で「マツダは、マレーシアを重要な市場の一つと位置づけており、ベルマツとの強力なパートナーシップのもと、マレーシアにおけるビジネスおよびブランドを強化していく」と語った。