ヤンマー、世界初の小形実用化に成功したディーゼルエンジンが未来技術遺産に登録

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ヤンマー・横形水冷ディーゼルエンジン「HB形」
ヤンマー・横形水冷ディーゼルエンジン「HB形」 全 2 枚 拡大写真

ヤンマーは、1933年に同社が世界で初めて小形実用化に成功した、横形水冷ディーゼルエンジン「HB形」が、国立科学博物館の重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録されたことを発表した。

ヤンマーの創業者・山岡孫吉は、当時、資源の乏しい日本において、燃料消費量が少なく耐久性に優れたディーゼルエンジンの小形実用化に取り組み、世界で初めて開発に成功。以来、同社の製造した小形ディーゼルエンジンは世界中の農業・漁業・建設業の現場などで優れた動力源として活躍してきた。

横形水冷ディーゼルエンジン「HB形」は、機関出力5-6馬力の小形ディーゼルエンジン。1930年代当時、大形で扱いの難しかったディーゼルエンジンを人力で運べるまで小形化軽量化し、始動も容易な構造としたことで、農業の籾摺り機駆動用や、かんがい用ポンプ駆動源などに幅広く普及が進んだ。また1981年には、生産累計500万台を達成した。

《纐纈敏也@DAYS》

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