放課後と休日の過ごし方が、子どもたちの歩数に影響

自動車 ニューモデル 新型車
平日の歩数分布 小6
平日の歩数分布 小6 全 2 枚 拡大写真

 東京都教育委員会では、子どもたちの身体活動量と密接な関連があるとされる「歩数」について、2011年度に広域的な実態調査を実施した。東京の子どもたちの歩数と生活との関係を調べ、子どもの活動量の増加には、放課後・休日の過ごし方が重要と呼びかけている。

 東京の子どもたちの、毎日の歩数を調査したところ、小学6年生の平日1日の平均は11,710歩で、毎日の登校時に平均2,263歩、小学校での活動で平均4,534歩、放課後から寝るまでに平均4,913歩となった。

 中学3年生の平日1日の歩数の平均は8,270歩で、登校時平均1,771歩、中学校での活動で平均2,912歩、放課後から寝るまでに平均3,588歩となった。

 歩数の分布をみると、小中学生での登下校・学校での校内活動の歩数は、おおむね平均値を中心とした狭い範囲に分布しており、活動量の多い子どもと少ない子どもとの間に大きな差はみられない。しかし、放課後の歩数は、100歩程度の子どもから10,000歩以上となっている子どもまで分布が開き、活動量の多い子どもと少ない子どもとの間で差が生じていることがわかる。

 一方、休日の場合の1日の平均歩数は小6で8,247歩、中3では7,082歩となった。100歩程度しか歩いていない子どもから30,000歩以上も歩いている子供まで分布が広がり、登下校や校内活動で一定の活動量が確保されている平日と比べて、活動量の多い子どもと、少ない子どもとの差が平日放課後よりもさらに拡大している。これらのことから、放課後と休日の過ごし方が、子どもたちの活動量に影響しているといえそうだ。

 都教育委員会では、子どもたちの日々の活動量を増やすには、放課後や休日、休み時間などの、体を動かす時間、運動・スポーツをしたり、体を動かしたりする場所(空間)、放課後や休日に一緒に活動する友だち(仲間)の3つの要素が重要として、保護者にも、子どもの生活活動や運動習慣を見直し、意識して活動量を増やしていくことが必要だと呼びかけている。

 具体的には、友だちと外で遊ぶ、体を動かすクラブ活動に参加する、家の手伝いを積極的にするなど。1日あたりの日常の生活活動のガイドラインである15,000歩を目指すとよいとしている。

《勝田 綾@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る