韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズは9月10日、8月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は21万2405台。前年同月比は7.4%増だった。
市場別では、北米が引き続き好調。北米では8月、5万7710台を販売。前年同月比は22.8%増と伸びた。とくに米国では、24か月連続で前年実績を上回る好調さが続いている。
また、欧州では8月、4万1006台を売り上げ、前年同月比は22.2%増を記録。アフリカや中南米、アジア太平洋地域(中国と韓国を除く)、中東では、トータル4万3790台を販売。前年同月比は2.3%増だった。
一方、中国では8月、3万7821台を販売したものの、前年同月比は0.2%増と伸びが鈍化。地元韓国では3万2708台にとどまり、前年同月比は12.4%減と後退している。
車種別の8月実績では、入門コンパクトカーの『リオ』が、3万6427台で最量販モデルに君臨。SUVの『スポーテージ』が、2万8988台でこれに続いた。小型セダン&クーペの『フォルテ』は2万7946台。ミッドサイズセダンの『オプティマ』は2万5553台、SUVの『ソレント』は1万9134台を売り上げた。
キアモーターズの2012年1‐8月世界新車販売は、前年同期比11.1%増の178万8054台。キアモーターズのTae-Hyun Oh副社長兼COOは、「8月はとくに欧米での新車販売が好調だった。パリモーターショー12では、欧州でのさらなる成長戦略を披露する」とコメントしている。