自工会豊田会長、現状の為替水準について「円高是正対応を強く望む」

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豊田章男自工会会長(参考画像)
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日本自動車工業会は、現状の為替水準について「政府、日銀は、緊密な連携の下、歴史的な円高の是正に向けた、実効性の高い対応を早急に実施することを強く望む」との豊田章男会長コメントを発表した。

現在の為替水準は、欧州の信用不安や、米国追加量的金融緩和策(QE3)の実施を背景に、対ドルで77円台、対ユーロでは100円近辺となるなど円高水準にあり、輸出産業である自動車産業にとって厳しい状況にある。

自工会では「日本経済の実力からかけ離れたこの為替水準は、コスト削減努力などの限界を大きく超えている。震災の苦難を乗り越え、立ち直ろうと懸命に努力している『日本のものづくり』が、再び大きな危機に直面しており、このままでは雇用にもさらなる影響を及ぼすことになりかねない」と危機感を示す。

今後、欧米の政治・経済情勢の動向によっては、更なる円高の加速も懸念されることから、自工会では政府・日銀など、当局に対して円高是正策を強く求めている。

《レスポンス編集部》

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