ルノー ルーテシア にMT限定車…パリの丘とワインディングを駆け抜けるように

自動車 ニューモデル 新型車
ルノー・ルーテシアエクスプレッションMT
ルノー・ルーテシアエクスプレッションMT 全 12 枚 拡大写真
ルノー・ジャポンは9月20日、ルーテシアの限定車『ルーテシアエクスプレッションMT』を発売した。40台限定で、204万8千円である。

エクスプレッションMTはパリ18区のモンマルトルに似合うと話すのは同社商品担当のフレデリック・ブレン氏。「パリは割と平坦ですが、珍しくここは有名なモンマルトルの丘があります。また、ルノーとは深い関係があるところでもあるのです」と話す。ここには、「道が凄く狭いがワインディングがあります。石畳、ワインディング、そして丘。これはマニュアルにもってこいのところです。まるでパリのターンパイク(神奈川県小田原市にあるワインディングのある有料道路)ですね」と笑う。

ルノーはフランスでは97%くらいがマニュアル車であるという。「従って、マニュアル車の扱いやすさを持っていると同時に、特にコンパクトカーで求められる、信号から信号までのスタート、ストップを気楽に出来るクルマとなっています」。

前述のルノーとの関係は、「ルノーのスタートポイントといってもいいくらいのところです。モンマルトルの丘に上がる、ルピック通りというちょっとしたワインディングの石畳の道に、1898年12月24日、ルイ・ルノーがド・ディオン・ブートンに新しいダイレクトトランスミッション(のちに特許を取得)を搭載したクルマを持って来たのです。当時モンマルトルの丘ではまだ、クルマは頂上まで登りきることが出来なかったのです。そこに集まる、お金持ちの弁護士や医者たちの前で、このダイレクトトランスミッションを開発したルイ・ルノーがトライしたところ、初めて登りきるが出来、そこで、受注が20台ほど入ったことで、ルイ・ルノーがルノーフレール社(ルノー兄弟社)を設立するきっかけとなったところなのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  5. まずは街で最適解を出す! ダンパー減衰の基礎と“曲がる・止まる”が変わる実践チューニング~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る