【EVEX2012】3人寄れば文殊の知恵、中小企業3社で電動バイク製作

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EVEX2012 電動バイク「バトラ」3輪タイプ
EVEX2012 電動バイク「バトラ」3輪タイプ 全 2 枚 拡大写真

“3人寄れば文殊の知恵”──。中小企業3社がそれぞれの強みを生かして電動バイクを製作し、「EVEX(電気自動車開発技術展)2012」に出品した。

その3社とは、明和製作所(本社・福岡県糸島市)、E・ミニモ(本社・神奈川県藤沢市)、イブリダセル(本社・東京都中央区)。明和製作所がSRモーター・コントローラの開発・生産、E・ミニモが車両プロデュース・車体開発・完成品の組み立て、イブリダセルがリチウム電池パックの開発・生産をそれぞれ担当した。

そして、完成した電動バイクは『バトラ』。2輪タイプと3輪タイプがあり、両タイプとも全長は1994mm、全幅650mm、全高1060mm。重量は2輪タイプが100kgで、3輪タイプが120kgだ。バッテリーはともにリチウムイオン電池を使用し、約8時間の充電時間で、2輪タイプが約100km、3輪タイプが約80km走行できる。最高速度は50km/hだ。

2013年の発売予定で、価格は2輪タイプが72万4500円、3輪タイプが87万1500円。走行距離が半分のものだと、2輪タイプが55万1250円、3輪タイプが69万8250円。価格は他社のものと比べて高めだが、すでに数社から引き合いがあるという。「リースやレンタル会社を中心に初年度300台を売っていきたい。そして、ゆくゆくは年間1500台を売っていこうと考えている」とE・ミニモ関係者。

一社ではできないことも、3社集まれば可能になる。これがこれから中小企業の生き残る道の一つといえるだろう。

《山田清志》

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