【アウディ A6ハイブリッド 発表】ニーズを満たすためのハイブリッド導入

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アウディ・A6ハイブリッド
アウディ・A6ハイブリッド 全 12 枚 拡大写真

今回アウディジャパンが投入した、『A6ハイブリッド』は、同社の戦略ではハイブリッドモデルの代表であると位置づけられている。

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そう述べるのは、アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏。そして、「来年『A8ハイブリッド』を投入予定です。ただし、台数はそれほど多くは売れる感じではないので、限定的に環境の意識の高い方に売っていきたいと考えています」と話す。

そして、「同じく来年登場する『Q5ハイブリッド』は、(日本では)アウディ初のクワトロハイブリッドとなります。今回のA6とA8はFFとし、非常に合理的なシステムのハイブリッドを投入していくのが我々の戦略なのです」と述べる。

A6そのものについては、「世界でもアウディの存在感を高めるモデルです。そして、多くのラインナップを揃えて、よりアウディのプレゼンスを広げるという戦略です」とし、日本においても、「メルセデス『Eクラス』やBMW『5シリーズ』という非常に強力なブランドを持ったクルマたちに対して、アウディは少し弱い立場でした。そこで、昨年新しいA6を、その後追加モデルを出すことで、ラインナップを広げ、ここでのプレゼンスを高めていきたいというのが我々の戦略なのです」とする。

モデルとしては、「スポーティな走行を楽しむ方はノーマルのA6やSモデルで対応します。そして、ファンクショナリティ、より様々な機能を求める方に対しては、『A6オールロード』や既存モデルの『A6アバント』を用意。更に、より環境に対して、あるいは、より効率的な生活を望まれている方々に対しては、このハイブリッドで対応します。これにより、このセグメントの全ての方々のニーズを満たしていきたいというのが我々の戦略でもあるのです」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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