中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)。同社の欧州部門のデザイン責任者に、元日産自動車のデザイナーが起用されることが分かった。
これは上海汽車が、英国のデザインセンターの拡張計画公表に合わせて明らかにしたもの。Martin Uhlarik氏が、欧州部門のデザイン責任者に就任するとアナウンスされたのだ。
Martin Uhlarik氏は、カナダ生まれ。フォルクスワーゲングループ傘下のシュコダで、内装のデザインを手がけた後、英国ロンドンの日産デザインヨーロッパにヘッドハンティング。プロジェクトデザインリーダーを務めていた。
日産在籍時代、Martin Uhlarik氏は、2003年にコンセプトカーの『Evalia』のデザインを担当。2007年には『NV200コンセプト』、2010年には『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)のマイナーチェンジを手がけている。
Martin Uhlarik氏は、「上海汽車傘下のMGは英国と世界で復活しようとしている。上海汽車とMGの未来の車が、我々デザイナーにエキサイティングな時間をもたらすだろう」とコメントしている。