JOGMEC、南アフリカで205トンの白金族金属を確認

自動車 ビジネス 企業動向
調査地域位置図
調査地域位置図 全 2 枚 拡大写真

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、南アフリカ・ブッシュフェルド地域北部で、カナダのプラチナム・グループ・メタルズ社と共同で実施している白金族金属プロジェクトで資源量評価を実施。プラチナ、パラジウム、金の合計で約205トンの金属量を確認した。

対象地域は、南アフリカの白金族金属鉱山地帯(ブッシュフェルド岩体地域)の北端部。地表に鉱徴が見られないため、これまでほとんど調査が行われていなかったが、2009年度からのJOGMECの探査を通じて、初めて白金族金属の鉱化を捉えた。

JOGMECは、その後も引き続きボーリング調査を継続。白金族金属の鉱化がある程度の広がりを持つことが明らかになったことから、初めて資源量評価を実施。予測鉱物資源量として、プラチナ約64トン、パラジウム約116トン、金約25トンと計約205トンの金属量を確認した。

白金族金属は、需要の5割近くが自動車の排気ガスを浄化する触媒に使用されるほか、今後は燃料電池の電極用としての需要が期待されるなど、産業の競争力維持と強化に不可欠なレアメタルのひとつ。

JOGMECは今後も引き続きボーリング調査を実施し、資源量のさらなる拡大を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る