マツダ財団、2012年度の研究助成を決定…若手研究者への割合83%に

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マツダ財団は、2012年度の研究助成を決定した。

同財団が研究助成を募集したところ、今年度は、全国の大学・研究機関などから322件の応募があり、その中から「科学技術振興関係」として24件に助成金額2800万円を、「青少年健全育成関係」として5件に助成金額400万円の研究助成を決定した。助成は合計29件、総額3200万円となる。

同財団では科学技術振興関係として次世代を担う若手研究者、未来をひらく芽となる萌芽的研究を優先して助成を行っており、今回、40歳以下の若手研究者への助成割合は前年度より7ポイントアップして83%を占めた。

また、同財団が重点をおく「循環・省資源に貢献する研究」では、「絶縁体熱電材料の開拓と高効率熱-スピン流変換機能の創出」(東北大学)、「金属を複合担持することで可視光を幅広く吸収するようにして反応性を高めた光触媒によるCO2からのH2製造」(三重大学)など、サステイナブルな社会を目指してエネルギーや物質の循環・省資源に貢献する13件を選んだ。

このほか、「医療・バイオ応用を目指した発振回路応用型超高解像度インピーダンスプローブの研究」(呉工業高等専門学校)など、現在と将来にわたって解決が求められている科学技術に関する先進的な研究も選んだ。

青少年健全育成では、昨年度に続いて、青少年健全育成にかかわる市民活動の活性化に役立つ実践的な研究を助成対象とした。

《レスポンス編集部》

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