【パリモーターショー12】キャデラックの新型スポーツセダン、ATS …ドイツ製ライバルに宣戦布告

自動車 ニューモデル モーターショー
キャデラック ATS(パリモーターショー12)
キャデラック ATS(パリモーターショー12) 全 7 枚 拡大写真

9月27日、フランスで開幕したパリモーターショー12。GMの高級車部門、キャデラックのブースでは、小型FRスポーツセダン、『ATS』が欧州初公開された。

キャデラックにとって、今回のパリモーターショー12は非常に重要な場。それは、ドイツ製小型プレミアムセダンをターゲットに開発されたATSを、欧州で初公開するからだ。同車の欧州市場投入もアナウンスされ、ATSは北米だけでなく欧州でも、BMW『3シリーズ』、メルセデスベンツ『Cクラス』、アウディ『A4』など、ドイツ車に対抗していくことになる。

ATSは2012年1月、デトロイトモーターショー12でワールドプレミア。キャデラックの入門車の役割を担う小型スポーツセダンだ。駆動方式はFRが基本。ドイツ・ニュルブルクリンクで、ハンドリング性能は鍛え上げられた。

今年のパリモーターショー12で、キャデラックはATSの欧州仕様車の詳細を発表。北米向けには、V6も用意されるが、欧州では直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ1機種に絞った。最大出力は276psを発生。キャデラックによると、同等排気量の欧州競合車の中で、最もパワフルだという。

また、0‐100km/h加速は5.9秒の実力。ATSは欧州主要国で10月から受注を開始し、12月に納車がスタートする予定だ。キャデラックの欧州マネージングディレクター、Wolfgang Schubert氏は、「欧州市場において、ATSは競合車を全ての面で凌駕するだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 人気のゴミ収集車モチーフも、車好きキッズ向けスニーカー「IFME のりものシリーズ」新登場
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る