オリンパス、ソニーと資本提携で合意…医療分野とカメラ分野で協力

自動車 ビジネス 企業動向

オリンパスは9月28日、ソニーと資本提携することで合意したと発表した。

多額の損失隠しが発覚し経営が悪化しているオリンパスは、ソニーを割当先とする第三者割当増資を実施する。ソニーは議決権ベースでオリンパスに11.46%出資する筆頭株主となる。株式取得価格は約500億円。ソニーは役員1人を派遣する予定。

オリンパスは、財務体質の強化と、得意分野である医療や映像などの事業分野の幅を拡げるため、事業シナジーが課題だった。今回、イメージセンサーや画像関連技術に強いソニーと提携するメリットは大きいと判断、出資を受けて財務基盤を強化するとともに、単独では困難だった医療機器を開発する。

ソニーは、同社が持つデジタルイメージング、3Dなどの最先端のエレクトロニクス技術を、オリンパスのメディカル事業でのノウハウと組み合わせることで、今後の成長が期待される外科向け内視鏡や関連機器事業で、革新的で競争力のある製品や新しい事業機会の創出を目指す。

両社は、コンパクトデジタルカメラ領域でも、オリンパス、ソニーそれぞれの競争力を強化するため、基幹部品の取引やその他の協業について協議・検討し、企業価値の向上を目指す。

両社は今後、医療事業分野の合弁会社を設立する。カメラ事業では、オリンパスのカメラ用レンズ、鏡枠をソニー向けに供給やソニーのイメージセンサー製品のオリンパス向け供給など、主にコンパクトデジタルカメラの領域での協業を検討する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る