【シトロエン DS3 ウルトラプレステージ 試乗】デザイン重視のDS3に、さらに個性を…松下宏

試乗記 輸入車
シトロエン DS3 ウルトラプレステージ
シトロエン DS3 ウルトラプレステージ 全 7 枚 拡大写真

シトロエンは標準モデルのほかに、デザインに特化したDSラインをラインナップしている。そのDSラインのベースモデルであるDS3に、上級グレードとして「ウルトラプレステージ」が追加された。

【画像全7枚】

これは自然吸気エンジンと4速ATと組み合わせたシックと、直噴ターボ仕様エンジンと6速MTを組み合わせたスポーツシックの両方に設定されたもので、今回はスポーツシックのウルトラプレステージに試乗した。

ボディカラーは試乗車のブラウンヒッコリーが新色として追加されたのを含めて4色が用意され、ルーフは試乗車の黒のほか白も選択できる。17インチのアロイホイールやグリルにダーククロームが配置されるのもウルトラプレステージ専用だ。

インテリアは更に特徴的で、ツートーンカラーが配色されたクラブレザーの本革スポーツシートは、DS5などと同じように時計のベルトをモチーフにしたデザインが採用される。カーボン調のダッシュボードなど、なかなか良い雰囲気だ。

比較的コンパクトなDS3のボディに対し、1.6Lの直噴ターボ仕様エンジンは余裕十分の動力性能といった感じ。吹き上がりのスムーズさや低回転域から滑らかに盛り上がるトルク感など、既に十分な定評を得ている。

このエンジンと6速MTとの組み合わせによる走りのスポーティさは相当なレベルにある。クラッチペダルのストロークは大きめだが、 大きめな握りのシフトレバーは比較的短いストロークで操作できる。これが走りの楽しさにつながっている。

足回りはフランス車らしくないくらいに硬めの味付けで、しっかりした感じの走りが印象的。コーナーでのロールも抑えられていて、ゆったりとロールしていく感じだ。

299万円の価格設定はベースに対して30万円高の設定だが、内外装の仕様の違いや8スピーカーオーディオの装着などを考えると、まずまずリーズナブル。デザイン重視のDS3を選ぶなら、これくらいに個性を強調したモデルを選びたい。

残念なのはスポーツシックには6速MT車しか設定されていないこと。日本では若いユーザーがAT免許を取得するのは一般的なので、MT車だけの設定だと厳しい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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