アメリカ軍、MV-22 オスプレイの普天間配備を開始

自動車 社会 政治
一時配備された岩国基地で訓練を行うMV-22 オスプレイ
一時配備された岩国基地で訓練を行うMV-22 オスプレイ 全 10 枚 拡大写真

在日アメリカ軍(海兵隊)は1日、沖縄県にある普天間基地に対し、垂直離着陸が可能な輸送機『MV-22 オスプレイ』の配備を開始した。一時的に配備されていた山口県の岩国基地から同日朝に移動を開始。約2時間で沖縄に到着した。

MV-22 オスプレイは垂直離着陸が可能な輸送機で、離着陸時はエンジンを上向きにしてヘリコプターのように。順航時は前向きにして飛行機のように飛ぶことができるという、ヘリコプターと通常の航空機の性質を併せ持つもので、既存のヘリコプターを置き換える目的で開発がスタート。先行開発機は1989年3月に初飛行した。

しかし、開発中から事故が相次いだことで「未亡人製造機(ウィドウメーカー)」と揶揄される時期もあり、2000年の実用化以後も5件が墜落事故が発生している。

普天間基地への配備は以前から決定していたが、今年に入ってから相次いで2件発生した墜落事故の影響もあり、日本政府がアメリカ軍に対して安全性の確認を要求。12機が船で輸送され、岩国へ陸揚げされたが、しばらく飛行が許可されない状態が続いていた。

岩国での試験飛行は9月21日から1週間のスケジュールで実施。当初は28日から移動が開始される予定だったが、台風回避のため第一陣の6機は1日に移動となった。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る