2011年度の鉄道混雑率…減少傾向のなか、いまだ200%超も

自動車 ビジネス 企業動向
混雑率200%を超える区間がある東京メトロ東西線
混雑率200%を超える区間がある東京メトロ東西線 全 6 枚 拡大写真

国土交通省鉄道局は10月1日、主要鉄道事業者からの報告などをもとに、平成23年度の三大都市圏における鉄道混雑率をまとめた。

東京圏は、主要区間の平均混雑率が164%と前年に比べ2%減少し、過去30年間で最も低い数値に。大阪圏・名古屋圏もそれぞれ123%・127%と前年に比べ減少。過去30年間で最も低い数値となった。

混雑率が下がった要因として、東日本大震災があったことによる輸送人員の減少が考えられるが、中期的に見ても混雑率緩和は続いている。新線の建設、既存線を結ぶバイパス線の整備、さらには幅広車両の導入など、官民挙げた輸送力を増強する取組が寄与しているという。

いっぽう東京圏では、依然として「新聞を広げて楽に読めない」180%以上の混雑率の区間が15区間ある。東京の東側からの通勤客が利用するJR総武線錦糸町~両国間や、東京メトロ東西線木場~門前仲町間などは、「体が触れ合い相当圧迫感のある」200%前後の混雑率が続いている。

同省は、引き続き鉄道事業者に対し混雑緩和に対する取組を促すほか、東京の東側からの通勤混雑緩和にも資する都心~空港・郊外直結鉄道(都心直結線)の新線の調査を要求するなど、東京圏を中心とした混雑緩和に向けた施策を進めていくという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る