ロータスが何が何でも今年中に1勝を挙げなければならないわけではないとロマン・グロージャンは語る。
ロータスは2012年に何回か優勝目前を経験し、キミ・ライコネンとグロージャンでポディウムに合計9回上がっている。実際、何度かロータスの優勝が予想されたがまだ実現には至っていない。
ここへ来てグロージャンは、幸運な優勝よりもパフォーマンスの安定の方が、懐疑派を沈黙させるには有効だと語った。
「あるレースで優勝したが、次のレースでははるか後方というのでは、本当のところ大して価値はない。これまでロータスは安定して上位付近を占めてきたし、シンガポールGPみたいな難しいレースでも6位と7位に入ることができた」
「ロータスは十分上位につけているし、経験を蓄積し戦闘力を高めつつある。2011年の苦戦があって、開幕前はどれくらいのポジションにつけるか正直なところ自信はなかったが、結果的にはここまでやれた」
ロータスは来季もドライバーラインナップを維持し、来年こそは飛躍の年という期待がある。
「今年中に優勝のチャンスがあるのならもちろん現実化したい。もしできなければできないで来年には必ずという思いがある。トップ付近で走ればデータと経験が蓄積できる。来年になれば、トラックの特性を理解してレースに臨むことができるし、チームを良く知り、過去の経験を思い出せば最初から力強いレースができるだろう」