2012年の企業ブランドランキング、トップ10に「3つの大逆転」

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Best Global Brands 2012 上位10ブランド
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米コンサルティング会社のインターブランドは10月2日、独自集計した2012年の世界の企業ブランド価値ランキングを発表した。それによるとコカ・コーラが13年連続で1位を維持、日本勢ではトヨタ自動車が前年の11位から10位に浮上した。

上位10社は以下の通り(かっこ内は前年順位)。1(1)コカ・コーラ、2(8)アップル、3(2)IBM、4(4)グーグル、5(3)マイクロソフト、6(5)GE、7(6)マクドナルド、8(7)インテル、9(17)サムスン電子、10(11)トヨタ自動車。

インターブランドの日本法人でブランド価値評価に関するコンサルティングを担当する田中英富氏は10月3日に都内で会見し、2012年の上位10社の顔触れに「3つの大逆転があった」と解説する。

ひとつめの大逆転が「IBMのブランド価値をアップルが上回った」こと。「1976年アップルが設立された時に、パーソナルコンピューターを独占していたのがIBMだった。2004年にIBMはパソコン事業をレノボに売却し、アップルも2007年にアップルコンピューターからアップルに社名を変えて、両社ともパソコンがコアのビジネスではなくなったが、アップルが設立された時のライバルだったIBMをアップルがついに抜いてしまった」。

ふたつめは「ポストPC時代の覇権を争っているグーグルとマイクロソフト、この両社のブランド価値が今年初めて逆転した」こと。

そして3つめが「サムスンとトヨタの大逆転。トヨタは昨年の11位からトップテンに返り咲いたが、サムスンは実に対前年比40%のブランド価値の向上で、日本のトップブランドであるトヨタを抜いた」と、田中氏は今年のランキングを振り返った。

インターブランドは、グローバルに事業展開する企業のブランド価値を金額に換算してランク付けし、その上位100ブランドを毎年公表しており、今年で13回目となる。

《小松哲也》

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