【フォード エクスプローラー 試乗】エコなアメリカンSUV…島崎七生人

試乗記 輸入車
フォード エクスプローラー XLTエコブースト
フォード エクスプローラー XLTエコブースト 全 6 枚 拡大写真

フォード107年の歴史でもっとも革新的な技術…とカタログにもう謳われている、フォード『エクスプローラー』の「EcoBoost」。

2リッター+ターボで243ps/37.3kg-mもの性能を発揮しながら、低燃費と低排出ガスも実現している。とはいえそれが車重2020kg、全長5020mmの巨体でどうか?というと、実際のところ「V6やV8にもまったく遜色なしの走りっぷり」なのに驚いた。

アクセルをじんわりと踏み込めば力強くクルマを前に出すし、加速が必要なときも、軽快なほどにスピードを乗せる。車内騒音も低レベル。FFでいい用途の範囲で乗るなら、走りへの不満はまったく感じない。他方、室内空間の居心地のよさは、世代が変わっても相変わらずエクスプローラーの魅力だ。

インパネのデザインなども近代的だが、決して尖りすぎていない。「国産上級ミニバンからの乗り換えも多い」(フォードTOKYO多摩ニュータウン店)という証言も、SUVらしい走りのよさと、このクルマの室内空間のゆとりの大きさによるもの。定員は7名だが、セカンドシートなど3名でもゆとりがあるほどで、まさにフル7シーターだ。コンソール回りの仕上げのよさなども、大きな進化ぶり。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年より『GOLD CARトップ・ニューカー速報』の取材/執筆を皮切りにフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  4. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る