三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは10月2日、9月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は4806台。前年同月比は17.2％減と、引き続き減少が続いている。
そんな中、2010年10月に米国市場へ投入された『アウトランダースポーツ』（日本名：『RVR』）が健闘。9月は全体の約5割にあたる2253台を販売し、前年同月比は49％増と大きく伸びた。
また、2253台の販売台数は、同車の月販台数としては過去2年間で最高記録。これまでの記録は2012年3月の1618台で、9月はこれを635台上回った。
アウトランダースポーツは7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替えたばかり。三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「アウトランダースポーツの燃費性能、パフォーマンス、デザインなどが、顧客に支持されている」と話す。
一方、9月の販売台数が4806台、前年同月比は17.2％減と落ち込んだことについて、同社長兼CEOは、「昨年は販売していた一部車種を、今年は生産中止とした影響。この影響は今後数か月は続くだろう」との見通しを示している。
