故意に乗用車を突っ込ませて4人を負傷させた男、起訴内容を認める

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今年4月、茨城県坂東市内にある民家敷地内の倉庫で行われた花見の宴席へ乗用車を故意に突っ込ませ、4人に重軽傷を負わせたとして、殺人未遂罪に問われている40歳の男に対する初公判が2日、水戸地裁で開かれた。被告の男は起訴内容を認めている。

問題の事件は2012年4月15日の午後4時30分ごろ発生している。坂東市逆井付近にある民家敷地内へ40歳の男が運転する乗用車が侵入。クルマは敷地内に突入した後、数回の前後動を繰り返しながら倉庫へ入り、宴席の後片付け作業をしていた男性4人を次々にはね、1人が亀裂骨折の重傷。3人が打撲などの軽傷を負った。

クルマを運転していた40歳の男は酒に酔った状態で、「わざとやった、相手が死んでも構わないと思った」などと供述したことから、警察は殺人未遂容疑で逮捕。検察も同罪で起訴していた。男は現場となった民家に住む59歳の男性が経営する会社の従業員だった。

2日に水戸地裁で開かれた裁判員裁判の初公判で、被告の男は「間違いありません」として、起訴内容を認めた。

続いて行われた冒頭陳述で検察側は、「被告は以前から給与などの待遇に不満を募らせ、宴席で社長と口論になった結果、解雇されると思い込んで犯行に及んだ」と指摘したが、これに対して弁護側は「酒に酔った勢いであり、殺意は無かった」と主張している。

《石田真一》

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