テラモーターズは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)が実施する、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業「地球温暖化対策技術普及等推進事業(二国間FS)」で、電動バイク普及プロジェクト事業(交通分野、相手国:ベトナム)を推進すると発表した。
ベトナムはバイク依存型の社会であり、それに起因する大気汚染や騒音などの環境対策が課題となっている。こうした中、電動バイクの普及促進により、深刻化する環境問題の解決に加え、温室効果ガスの削減に寄与するため、MUMSSおよび現地協力機関であるホーチミン市省エネルギーセンターらと共同で、現在、日本がベトナム等の国での実施に向けて協議を行っている「BOCM(二国間オフセット・クレジットメカニズム)」の下での実現を目指して、同プロジェクトを推進することになった。
プロジェクトでは、ベトナムにおける二輪市場調査をはじめ、ガソリンバイクと電動バイクそれぞれ30台の実証試験に基づく温室効果ガス排出量の定量化、および現地の政府関係者等に対するワークショップの開催などを計画。同社では、電動バイクをベトナムに普及させることで、温室効果ガス削減目標の達成に寄与していきたいとしている。