大都市における持続可能なモビリティを提供するパイオニアを目指して …BMW i
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BMW Group Japan プロジェクトBMW iディレクターの丸山英樹氏は、時代背景からこのBMW iの成り立ちについて語る。「社会的環境や状況の問題は地球の温暖化があります。そして2050年には世界の人口の7割くらいが大都市に住むだろうといわれています。それから、政治・規制問題として、排ガス規制や市内乗り入れ規制。化石燃料も限りがあります。また、真剣に自分の子供、孫の代に持続可能な社会を相続してもらおうと本気で思っている人が増えてきました。モノに対する志向も、持続可能ということが非常に大事な位置づけになってきたのです」
そこでBMWは、「2007年にプロジェクトiを立ち上げ、各部署から選りすぐりの優秀な人たちを集め、シンクタンクのようなものを作りました。そして、世界各国のクルマ社会の研究を始めたのです」という。「典型的なクルマ社会であるロサンゼルス。それから、公共交通機関が世界一発達していると思われる東京。これら以外にロンドン、パリ、ニューヨークなどの大都市を訪れていろいろ研究しました。このようなスタディの結果として出来たのが、BMW iなのです。そして、大都市における持続可能なモビリディを提供する、そのパイオニアになりたいと考えています」と語った。